腰痛

腰痛の原因

symptom_koshi2.jpg

一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれる急性腰痛症と、日常生活での姿勢不良による腰の筋肉の疲労や緊張などが原因の慢性腰痛症があり、治療せず放っておくと椎間板ヘルニアになることもあります。 腰痛経験がある人が大変多いのですが、つらい腰の痛みの原因についてご紹介いたします。

姿勢

肉体労働でもデスクワークでも腰痛になることがあります。同じ姿勢を取り続けたり、腰に負担が掛かる動作を繰り返したりしていると腰痛になりやすいです。腰を支える筋肉が弱ったり、負担がかかりすぎたりと、腰に無理がかからない姿勢を取れば、腰を支える筋肉の働きもしっかりしてくるのですが、体にとって良くない姿勢を取り続けてしまうと、腰に悪い刺激が入り、腰痛になったりします。

 

身体のバランス

腰は、「身体の要」と書くように身体の中心になります。身体のどこかの部分がバランスを崩すと中心である腰に負担が掛かりやすくなり、腰痛になってしまうことがあります。身体のバランスが原因で腰痛になっている場合、腰の痛みだけ取るのも然ることながら、バランスが崩れる原因箇所の改善をする必要になってきます。

 

精神的な緊張

普段の生活の中で悩み事やストレスといった、精神的な負担を余儀なくされながら、腰に負担が掛かる作業などを行っている時、腰背部の筋肉へかかる負担は、精神的負担がない時よりも、かなり増加すると言われています。

 

運動不足

普段、腰に負担がないような人でも運動不足から腰痛になることもあります。腰を支えるための複数の筋肉が、運動不足から弱くなったり、硬くなっていることが多いようです。 運動不足が原因の人で軽症であれば、腰周りの筋肉を柔らかくするような、簡単なストレッチや運動で緩和させることができます。しかし、腰周りをほぐすような運動をせずに、そのまま放置しておくと、ご自身で解決することは難しくなります。

 

体型

メタボは糖尿病などの内臓疾患の危険性が高まるだけでなく、腰痛も引き起こします。太っている人は、腰にかかる負担が通常の人より大きいので、それだけ腰痛をおこしやすくなります。また運動不足になりやすく、腹筋が弱わって腰痛になりやすくなります。

 

腰痛の治療法

treatment_koshi.jpg

治療をする前にまずは、腰痛の原因を究明しないといけません。急性的なものか慢性的なものか、普段の生活はどうか、身体のバランスはどうか・・いろんな方向から原因を探ります。 腰痛の原因がわかったら、痛み自体を取る治療と腰痛の原因を治す治療が必要になります。

一般的な治療としては、置鍼と呼ばれる、鍼を刺したままの状態で数分~数十分そのままにしておく手技もしくは、単刺(たんし)と呼ばれる、刺してすぐ抜く手技の鍼などがあります。また、血流を改善させる方法や温灸などもあります。
腰部だけでなく、背部全体にも緊張がみられるので背部全体の治療をする時もあります。腰部のマッサージ鍼治療に加え、温熱治療・遠赤外線治療などがあります。また、腰痛体操・ストレッチなどでも効果があります。