治療内容

鍼灸適応症

神経系
各種神経痛(後頭神経痛)神経麻痺・心不全・自律神経失調症
筋肉・運動系
肩こり・腰痛・五十肩・むち打ち症・筋肉痛・捻挫・慢性関節リウマチ・各種スポーツ障害・寝違い
消化器系
神経性消化不良・咽頭炎
婦人科系
月経痛・冷え性
その他
自律神経失調症に基づく疾患・不定愁訴症候群・痛性疾患の鎮痛

鍼灸・マッサージの適応症について

鍼灸イメージ画像

血流の改善や疲労回復、自律神経系の調整、免疫能力の活性化、鎮痛作用、筋緊張の緩和といった様々な作用・効果があることが、科学的にも解明されつつある現代では、針灸マッサージ治療は多くの病気等に応用されています。

また、一方で、針灸マッサージは、症状や病気の改善といった「治療」としてだけではなく、体質改善や健康増進といった健康管理、つまり「病気にならないための健康な身体づくり」にも優れた効果を発揮します。

こ れは「末病治(未病を治す)」と言って、東洋医学の中では古くからある基本概念です。「病になってから、その病を治す」という西洋医学の考え方とは異な り、「いまだ病にあらずを治す」つまり「身体の不調和が病として表面に現れる前に、その根元を治す子こと」こそ大切であるという考えで、「病気」という苦 しい状態を未然に回避させることになるのですから、人間にとって“最良の保険医療”とも言えるのです。

適応する主な疾患名

WHO(世界保健機構)で定められている鍼の適応症 - 41疾患

頭痛、偏頭痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、メニエル氏病、白内障、急性結膜炎、近視、中心性網膜炎、急性上顎洞炎、急性鼻炎、感冒、急性扁桃炎歯痛、抜歯 後疼痛、歯肉炎、急性咽頭痛炎、急性気管支炎、気管支喘息、食道・噴門痙攣、しゃっくり、急性・慢性胃炎、胃酸過多症、胃下垂、麻痺性イレウス、慢性・急 性十二指腸潰瘍、急性・慢性腸炎、便秘、下痢、急性細菌性下痢、打撲による麻痺、末梢神経系疾患、多発性筋炎、神経性膀胱障害、肋間神経痛、頚腕症候群、 坐骨神経痛、腰痛、関節炎、夜尿症

治療効果

  • 疼痛の緩和
  • 血液・リンパの循環改善
  • 関節可動域の維持・増大
  • 心肺機能の改善
  • 内臓諸機官の機能改善
  • 残存機能の改善
  • 心理的効果

などがあげられます。

またこれらの治療は、総合的にADL(日常生活動作)の向上や精神的負担の軽減につながり、患者が人間としてのより質の高い生活を営むこと、つまり「QOL(生命の質)の向上」に対しても良い結果となることが十分に期待されます。

鍼灸・マッサージ治療は効果抜群!

併用される治療法

交通事故に合われた方へ

経穴(ツボ)や、身体の自然治癒力・バランスを重視する東洋医学的な考え方――などに共通する要素もあり、鍼と灸、そして按摩・マッサージ・指圧は併用して、また症状や部位などによる使い分けをして、総合的に一連の治療として用いられます。

運動療法

運動療法は全身状態を維持するために、また疾病の後遺症害などにより 機能低下がある場合に、その改善をはかるための運動方法がおこなわれます。

物理療法

鍼灸マッサージや運動療法は主に徒手を用いて行われる手技療法ですが、それぞれの治療効果を一層高めるためによく物理療法が併用されます。
温罨法・電気療法・光線療法などがあります。