肩こり

肩こりの原因

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日本人の国民病と言われる『肩こり』。肩こりの原因は様々ですが、症状が悪化すれば、こりを感じる部分が拡大したり、頭痛、顔面、上肢の痛みを伴う場合もあります。まずは、原因としくみに迫ってみましょう! 肩こりの症状を感じる人は様々です。頭部から肩、背中にかけての硬くなった感じ・重だるい・張り感・痛みなど、感じ方には個人差があります。 肩こりを引起す原因となるものには、次のようなものがあります。

姿勢

デスクワークをしていて肩こりを感じる人は多いと思います。同じ姿勢で座り続けることで、特定の筋肉が収縮し続け姿勢を支える筋肉の働きが低下してしまい、頭部や腕を支える頚部の筋肉に負担が生じ、こりを感じはじめます。それが日々繰り返されると、筋肉の緊張が慢性的になり、同じ姿勢から解放されることが少ない場合、肩こりを起こす筋肉の血行不良につながってしまいます。

 

目の疲労

意外にも目の疲れから肩こりを発生してしまうケースもよくあります。目の疲れから、肩こりを起こす筋肉が緊張するように作用することがあり、肩こりや首スジの張りを生じる場合があります。目を酷使すると、精神的緊張が加わり自律神経系を乱すことにもつながります。肩こりの悪化やストレスによる視力低下も招きやすくなってしまいます。

 

身体のバランス

肩こりの人は、頭部、頚部、肩や腰、足首などを含めて、身体がバランスが崩れている人が多いです。本来であればニュートラルな状態でいなければならない筋肉や健の箇所が片方は常に緊張している状態になり、もう片方は緩みっぱなしな状態になり筋肉の機能低下や血行不良が起きている場合が多いのですが、それは不良姿勢につながっています。 その身体のアンバランスの症状が肩こりとして出たり、腰痛として出たりします。

 

精神的な緊張

長時間運転する。仕事で重要な打ち合わせがある。はじめて合う人との会話など、精神的なストレスにより、体を緊張させる神経系の働きが優位になり、首・肩周辺や背中上部の筋肉が硬くなってしまうことがあります。 一時的な緊張の場合は、緩和させやすいですが、連日、精神的な緊張にさらされると肩こりが慢性化する可能性があります。

 

冷えなどの温度

寒い場所居た場合、体には自然と力が入り、毛細血管を収縮させ体温を逃がさないように身体が自然と反応します。 夏に冷房のきいた部屋でじっとしままや、冷たい風が肩周辺に直接当っている場合は、自律神経系も乱れてしまい、肩こりの悪化につながりますので注意が必要です。

 

肩こりの治療法

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肩だけではなく、首・腕・背中・頭などのマッサージ、鍼・灸・温熱療法などがあります。また、ストレッチも効果的です。 急性的な症状の場合は、マッサージでこった箇所をほぐしていきます。首・肩・肩甲骨周りを重点的にほぐすことで症状も和らいでいきます。 慢性的な肩こりの場合は、鍼治療が有効的です。中でも置鍼と呼ばれる、鍼を刺したままの状態で数分~数十分そのままにしておく手技が特に有効です。

鍼治療の場合、固くなった筋肉の緊張を緩和させ、血液やリンパの流れがよくなることで疲労物質を流し、痛みや不快感を抑えてくれます。手では届かない筋肉の奥の方まで刺激されるので、表面からだけではなく奥からの治療が可能になります。
鍼で刺激をすることにより、自律神経系、内分泌系、免疫系などに作用して、その結果筋肉の緊張がほぐれ、血液やリンパ液の循環が良くなり、自然治癒力の向上、鎮痛効果等の作用につながります。