五十肩

五十肩の原因

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一般的に中高年に発生しやすくなります。 肩関節とその周辺組織に炎症を来すため、炎症を起こしている部位、炎症の程度によりさまざまな症状を起こします。 肩関節は柔らかい組織(内節包・骨肉・腱・靭帯)からできあがり、このような軟部組織が老化によって変性が生じます。 疾患によって、痛みが起こるので動かさないうちに、肩関節周囲の組織が互いに癒着などを起して肩関節の運動制限をもたらします。

五十肩の治療方法

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肩関節の可動域が少なくなっている分、胸や背中の筋肉の負担が大きくなっています。筋肉の疲れが出やすくなっていますから、マッサージなどで取り除いていきます。鍼は急性期にも慢性期にも効果的です。慢性期に入れば灸や運動法を取り入れるとより効果的です。 また、皮内鍼というごくごく小さな鍼を使うのもいいでしょう。

急性期には、鎮痛と消炎が主眼となってきますので、湿布やテーピング・皮内 鍼等を施します。その後、急性期をすぎると拘縮の進行を防ぐために遠赤外線やマイクロ波などを用いて血液循環の改善を図ります。

また、可動域を増 やすために運動療法も行います。肩だけに限らず背部や胸にも筋緊張が表れますので、そちらの緊張も取り除く必要があります。